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管状炉

LECO Cornerstone管状炉は、セラミックルツボの汚染を除去することを目的とした汎用性のある省エネタイプの管状炉です。

機能

  • 動作温度範囲が800~1350°Cの長寿命の二ケイ化モリブデン発熱体を採用
  • 設定ポイントまたは実際の温度が表示され、過昇温防止機能を搭載
  • 燃焼管4本と発熱体6本のTF4
    • 分析装置を2~4台運用するような分析数の多いユーザー向け
  • 燃焼管2本と発熱体4本のTF2
    • 1台の分析装置でそれほど分析数の多くないユーザー向け

以下の表は528-018セラミックルツボの空焼きが分析結果に対する影響を示しています。試料は5ppmの炭素と2ppmの硫黄の保証値を持つ高純度鉄標準物質です(1250°Cで15分間)。

分析# 空焼きあり 空焼きなし 空焼きあり、素手で取扱い
C ppm S ppm C ppm S ppm C ppm S ppm
1 4.6 2.5 13.5 3.1 40.1 3.9
2 4.6 2.0 12.3 3.8 24.4 3.7
3 4.8 1.8 11.5 3.2 24.6 3.5
4 4.9 1.5 12.5 3.2 22.9 3.8
5 5.8 2.7 12.8 3.8 34.4 3.3
6 4.8 2.5 12.6 3.8 22.8 4.4
7 4.5 2.2 11.6 4.1 41.5 3.8
8 3.6 1.5 18.5 2.3 21.6 3.7
9 6.0 2.0 12.0 3.9 32.5 4.2
10 6.0 1.6 16.0 4.2 31.4 4.3
平均(ppm) 5.0 2.0 13.3 3.5 29.6 3.9
標準偏差 0.75 0.45 2.20 0.59 7.40 0.34

炉が新デザインとなりルツボ容量が増加、電力消費量が以前のモデルに比べて60%減少したため、運用コストを大幅に削減できます。以下のグラフでは、ルツボを装填して連続運転した際の1350°Cでの運用コストの違いを示しています。
管状炉効率比較、消費電力とコストを比較

TF4

4本管状炉

TF2

2本管状炉

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