TruSpec MicroCHN/CHNS/O
TruSpec Microは、固体または液体のマイクロサンプルの炭素、水素、窒素、硫黄、酸素の分析に最適な性能を発揮します。コンポーネントの連携により、分析時間の短縮、優れた堅牢性/ダウンタイムの低減、メンテナンスの削減を特徴とする、信頼性の高い安定した性能を実現しています。
機能
- 分析コストの削減
- 21 CFR Part 11規制へのコンプライアンスをサポート
- 標準試料質量2 mg
- 高温(1300°C)熱分解炉を使用する酸素モジュールにより、分析時間2分の独立した酸素分析機能を提供
分析原理
TruSpec Micro CHNおよびCHNSでは、個々の選択性の高い赤外線(IR)および熱伝導性検出システムと合わせて使用されるフロースルーキャリアガスシステムという独自の組み合わせにより、効率と速度の向上を可能にしています。
秤量されたマイクロサンプルをTruSpec Microのオートローダーに入れると、自動的に高温燃焼炉に落下し、サンプルが燃焼します。この燃焼により、炭素がCO2に、水素がH2Oに、窒素がN2に、硫黄がSO2に変換されます。燃焼ガスは不要な成分を除去する試薬を通った後に炉から出て、検出システムに搬送されます。独立した赤外線検出器により、炭素、水素、硫黄が同時に検出され、窒素は熱伝導検出器により検出されます。分析サイクル全体の所要時間は約4分です。
オプションのミクロ酸素アドオンモジュールを使用すると、TruSpec Microで有機マトリックス中の酸素含有量を分析できます。このモジュールはTruSpec Micro CHNモデルとCHNSモデルの両方と互換性があります。酸素の分析対象であるサンプルをミクロ酸素アドオンモジュールのオートローダーに入れると、自動的に高温熱分解炉に落下します。サンプルの熱分解中に放出された酸素は、炉内の炭素リッチな環境と反応してCOを形成します。COは炉から搬送され、試薬でCO2に変換された後、赤外線検出器で検出されます(分析時間は約1分)。

